家の売却を検討している場合は、まず査定してもらうところから始めましょう。そして、査定を依頼する際は、信頼できる不動産会社やサービスを選ぶことが大切です。この記事では、家の売却に伴う査定について解説します。査定してもらう際の流れや注意点なども合わせて解説するので、参考にしてみてください。
目次
家の売却が決まったらまずは査定
家を売ることを決めたら、まずは不動産会社に査定を依頼しましょう。家の査定方法には、机上査定と訪問査定の2つがあります。机上査定はデータを参考にした大まかな査定である一方、訪問査定は実際に家に訪れて評価をします。
また、事前に適切な準備をしておくと、査定をスムーズに進めやすいです。たとえば、戸建てなら修繕履歴を把握したり、土地の境界・利用履歴を確認したりするなどです。
家の査定の依頼先
家の査定を依頼できる会社・サービスは多岐に渡ります。ここからは、代表的な会社・サービスについて解説します。それぞれの詳細や特徴は下記の通りです。
不動産仲介会社
家の査定をしてもらいたい場合は、不動産仲介会社に依頼するのが一般的な方法です。不動産仲介会社に査定を依頼すると、専門家が物件を調査してくれます。
さらに、市場動向や類似物件の価格といった要素も考慮して、査定額を提示してくれます。なお、不動産仲介会社における家の査定は、無料サービスとして行っているケースがほとんどです。
不動産鑑定士
不動産鑑定士へ査定を依頼すると、国家資格保有者を持つ鑑定士が物件を評価してくれます。鑑定士は専門的な知識が豊富であり、法的な観点から公正な評価を行います。
また、不動産鑑定士へ査定を依頼すると、公的な証明書である不動産鑑定書を発行してもらうことが可能です。しかし、不動産鑑定書の発行には、1件あたり15〜30万円程度の費用がかかるため注意しましょう。
不動産一括査定サイト
複数の不動産会社に一括で査定依頼を出せるのが、不動産一括査定サイトです。同じ家だとしても、不動産会社によって査定額は異なります。
そのため、複数の不動産会社を比較して、よりよい査定額を提示してくれる会社を選びましょう。また、不動産一括査定サイトは無料で利用できる場合が多いのも利点です。
不動産コンシェルジュ
不動産コンシェルジュは、個人のニーズに合わせて最適なサポートを提供してくれます。たとえば、物件の状態・売却目的に応じた査定方法を提案したり、条件に合った不動産会社を紹介したりするなどです。
また、不動産仲介会社への査定依頼も代行してくれるなど、全面的に売却プロセスを支援してくれます。
家を査定してもらう際の4つの流れ
家を査定してもらう際は、おおまかに4つの流れに沿って進みます。以下は、具体的な4つの段階とそれぞれの詳細です。家の査定を依頼する前に確認して、参考にしてみてください。
ネットから簡易査定を依頼する
簡易査定なら、ネットからでも依頼することができます。無料で利用できるサービスが多くある他、必要な情報を入力するだけで簡単に利用可能なので便利です。
特におすすめなのは、不動産一括査定サイトです。不動産一括査定サイトは、一括で複数の不動産会社に査定を依頼して、手軽に査定額を比較できます。
訪問査定を検討する
簡易査定の結果が分かったら、訪問査定の段階に進むか検討しましょう。訪問査定を受けると決めた場合は、複数の査定結果を比較して、最適だと思った不動産会社を選びましょう。なお、査定額に不満がある場合は、訪問査定を受けずに売却を断ることも可能です。
訪問査定を依頼する
訪問査定を不動産会社に依頼した場合、後日に連絡が来るので訪問査定の日時を決定しましょう。なお、訪問査定の際は立ち合いが必要になります。
土日は予約が入りやすく混雑するため、早めにスケジュールを確保することが大切です。また、訪問査定の実施日までに、必要な書類を準備しましょう。
訪問査定を受ける
訪問査定の実施に伴い、不動産会社から担当者がやってきて、家の設備や間取りなどをチェックします。チェックが終わったら査定結果を提示してくれるので、家を売却するかどうか決めましょう。なお、査定額に不満がある場合は売却を断ることも可能です。
家の査定を依頼する際の注意点
家の査定を依頼する際は、いくつか注意点するべき点があります。ここからは、代表的な注意点3つと、それぞれの詳細を解説します。家の査定を検討している方は、事前に確認してみてください。
複数の不動産会社に依頼する
家の査定は、複数の不動産会社に依頼しましょう。なぜなら、同じ家でも不動産会社によって査定内容が異なるためです。
複数の不動産会社に依頼する場合は、不動産一括査定サイトの利用がおすすめです。複数の不動産会社に一括で査定を依頼できる他、査定結果を比較して最適な不動産会社を選びやすくなります。
必要書類を用意しておく
訪問査定時に必要となる書類は、事前に準備しておきましょう。具体的に必要な書類として、身分証明書や売買契約書、ローン残高証明書などが挙げられます。
必要な書類は一律ではなく、不動産会社によって異なります。そのため、何が必要かあらかじめ確認しておきましょう。
住宅ローン残高を確認しておく
家の売却を検討している際は、住宅ローンの残高の有無・程度などを確認しておきましょう。理由は、オーバーローンのリスクを避けるためです。
オーバーローンとは、ローン残債が家の売却対価を上回ることです。オーバーローンになると、売却に影響を与える可能性があります。ローン残高と査定額を比較すれば、オーバーローンになるか分かるため、事前に確認しておきましょう。
家の査定を依頼する不動産会社の選び方
家の査定を不動産会社に依頼する場合は、効果的な選び方を意識しましょう。コツとなる要素はいくつかありますが、ここでは代表的な選び方を3つ解説します。それぞれの選び方の詳細については、下記の通りです。
対象物件の売却に強いか
不動産会社ごとに、得意としている不動産の分野は異なります。たとえば、マンションの売却に特化していたり、土地を含めた戸建ての売却実績が豊富だったりするなどです。
大手の不動産会社であっても、すべての物件種別に強いとは限りません。そのため、家を売却する際は、対象物件の売却に強い不動産会社を選ぶことが重要です。
担当者は信頼できるか
不動産会社を仲介して家の売却を進める場合は、不動産会社と売り手の協力が必要不可欠です。そのため、担当者の信頼性は重要な部分であり、不動産会社を選ぶ際の基準にもなります。
査定を依頼した際の対応を見たり、提示する査定額の根拠を説明できたりするかをチェックしましょう。
広告の展開方法も確認する
不動産会社は買い手を見つけるためのアプローチとして、広告を作成してさまざまな媒体で展開します。
インターネットに多くの広告を掲載している不動産会社なら、スムーズな売却が期待できます。なぜなら、近年はインターネットから物件を探す人が増えているからです。
広告は、家の売却が成功する可能性を高める重要なポイントです。そのため、不動産会社を選ぶ際は、広告の展開方法・程度などを確認しましょう。
まとめ
家の査定の依頼先や家を査定してもらう際の流れ、家の査定を依頼する際の注意点や不動産会社の選び方などを解説してきました。
家の査定を依頼する方法はいくつかあります。しかし、最終的な目的が売却の場合は、不動産会社を選ぶことがおすすめです。
ハウスドゥでは、不動産売却を成功に導くために知っておきたいコツをご紹介しています。節税、相続などの豆知識も豊富にそろえているので、不動産の売却をご検討の方はぜひお役立てください。
また、不動産のプロが家の売却をお手伝いいたします。売却をご検討の際はお気軽にご相談ください。
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