売却前に実家の片付けが必要な理由とは?方法や手順、査定を上げるポイントを解説!

実家を売却する際は、片付けが必要なのかどうかを疑問に感じることがあるかもしれません。「どうせ手放すのに」と思うかもしれませんが、片付けを済ませておけば実家をより高く売却しやすくなります。この記事では、売却前に実家の片付けが必要な理由やポイントなどを解説します。

売却前は実家の片付けが必要?

売却前の実家の片付けは、果たして本当に必要なのでしょうか。ここでは、売却前の片付けの必要性を解説します。

高く売却したいなら片付けよう

実家を処分するにあたり、できるだけ高く売却したいなら片付けておきましょう。片付いていない家は内見で狭く見えてしまい、買い手が見つかりづらくなるためです。また、片付いていないと不動産会社の査定が下がる要因となるため、本来の価値よりも安価での売却を勧められるかもしれません。

実家の解体にも片付けが必要

実家を解体するなら片付けは必要ないと考える方もいますが、むしろ解体する際は片付けが必須となるため注意が必要です。解体時の廃棄物は木材、金属、ガラスなど種類別に分ける必要があり、適切な処分が求められます。実家の荷物をそのままに解体を依頼すると、解体前に搬出されたうえで、処分費用を上乗せで請求されます。

売却前に実家を片付ける方法

実家を片付けるといっても、忙しいなかでどうしたらよいか迷ってしまう人も多いでしょう。売却前に実家を片付けるには、以下の方法があります。

自分や家族・親族で片付ける

自分や家族・親族で作業を分担して片付ける方法は、片付け費用を抑えられる点がメリットです。また、他人の介入がなく気持ちの整理や形見分けがしやすいでしょう。

自分たちで片付けると、故人の思い出を語りながら、実家に残されたものを分け合ったり、写真に残したりできます。ただし、自分でするには辛すぎるという場合などは、次のいずれかの方法も検討するとよいでしょう。

専門業者に依頼する

遺品整理業者や不用品回収業者といった専門業者に依頼する方法は、片付けに要する体力や時間がかからない点がメリットです。一方、費用がかかったり、貴重品や形見の品などを誤って廃棄されたりすることも留意すべきでしょう。業者へ依頼する前段階として、自分たちで遺品を選別するのもよい方法です。

クリーンセンターで処分する

クリーンセンターでの処分は、不用品をゴミ捨て場や廃棄物処理センターに持ち込んで処分する方法です。ゴミ捨て場を利用する場合は、処分できる量に制限が設けられている場合もあるため、自治体ごとの利用方法を確認しておくとよいでしょう。

自治体が運営する廃棄物処理センターやクリーンセンターは、大量の不用品を一度に処分でき、費用が比較的安く済むのがメリットです。

リサイクル品として売却する

不用品のなかには価値があり、売却可能なものもあります。少しでもお金に換えると、捨てるものの処分費に充てることもできます。

売却方法の1つはリサイクルショップの利用です。出張買取を受け付けている場合もあるため手間を軽減できます。オークションやフリマアプリを利用すれば手間がかかりますが、不用品を高値で売りやすい方法なので検討しましょう。

不用品の処分にかかる費用

不用品のなかには、処分にまとまった費用がかかるものもあります。たとえば、大きな不用品は粗大ごみとみなされ、処分費用が発生します。テレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機の家電4品目は、家電リサイクル法によって処分方法が決められており、一定の費用がかかることを前提に考えましょう。

専門業者を利用する場合の選び方

実家の片付けに専門業者を利用する場合の選び方には、以下のような方法があります。

不用品回収業者への依頼は免許を確認する

実家の片付けのような大規模な不要品処分を行う不用品回収業者は、一般廃棄物処理業許可を取得する必要があります。許可を取得している業者かどうかを依頼前に確認しましょう。許可を取得していない業者に不要品回収を依頼すると、トラブルになる可能性があるため注意してください。

思い出の品があるなら遺品整理業者に依頼する

形見分けや、気持ちに寄り添った片付けを希望するなら、不要品回収業者ではなく遺品整理業者の利用が適しています。この場合、業者に遺品整理士の資格の有無を確認すれば、遺品整理が専門かどうかを見分けられます。遺品整理士は形見分けや供養についても確かな知識があり、安心して任せられるでしょう。

公式サイトで料金体系をチェックする

料金が不明瞭な業者に依頼すると、想定外の金額を請求される恐れがあるため注意が必要です。実家の片付けを業者に頼む場合は、公式サイトに料金が明示されていることを確認したうえで、依頼時にも重ねて金額を確認しましょう。公式サイトに料金体系が掲載されていない、見積りを提示しないなどの不明瞭な業者は避けたほうが安心です。

口コミ・評判を調査する

業者の口コミや評判を調査しておくことも大切です。できれば複数の口コミを確認し、評価内容をチェックしましょう。口コミサイトなどでは業者が口コミに返答している場合もあるので、対応力を見定めるうえでも口コミのチェックは重要です。

売却前に実家を片付けるポイント

売却前に実家を片付けるには、いくつかのポイントがあります。特に押さえておきたい3つの要素を解説します。

処分の判断基準を決めておく

実家の片付け中は、物を残すか処分するか迷う場面が多いものです。あらかじめ処分の判断基準を決めておけば、片付けがスムーズに進みます。判断が難しい場合は、親族など関係者や専門家に相談しサポートを受けることも可能です。悩みすぎて時間がかかると心理的な負担も大きくなるため、早めに相談するとよいでしょう。

計画立てて片付ける

実家の片付けでは計画性が必要なので、ある程度のスケジュールを立ててから取り掛かりましょう。計画を立てずに進めても効率性が落ちてしまい、いつまでも片付かない事態になりかねません。空き家のまま放置してしまうケースもあるため、片付けや売却までの目安を先に決めることが大切です。

金品が残されていないか確認

実家に現金や金券類などの金品、貴重品が残されているケースも少なくありません。専門業者に実家の片付けを依頼する場合は、業者が入る前に金品がないか確認しておく必要があります。また、トラブルを回避するためにも、金品が見つかった場合は家族や親族で共有しましょう。

売却前に実家を片付ける手順

売却前の実家の片付けは、手順を踏んで行うとスムーズです。実家を片付ける手順は以下のとおりです。

片付けの順番・日程を決める

まずは片付けの順番や日程について計画を立てましょう。スケジュールを決めることで、ダラダラと時間をかけず集中して片付けられます。また、家の中にある物は、種類別に分けて片付ける順番の判断が大切です。たとえば、食品類は腐敗を防ぐため最初に片付ける、思い出の品は時間がかかりやすいため最後に片付ける、といった順位づけができます。

ただし、形見分けについては、誰にどのような希望があるか分からないことが多くあります。大切なものを捨ててからでは遅いため、本格的な片付けの前に、親族や親しい知人に声をかけるとよいでしょう。

専門業者に依頼するか判断する

ある程度片付けの目途がついたら、片付けを一部でも専門業者に依頼するかどうかを判断します。実家の片付けは、前述したように時間も手間もかかります。重い物の処分など、労力が大きい部分だけを専門業者に任せる方法も選択肢の1つです。

片付け後は清掃する

できるだけ高く売却するには、実家を片付けた後に清掃することが大切です。清掃が行き届いていれば見栄えがよくなり、高値がつきやすいという特徴があります。自分で掃除することが面倒だったり、出来栄えに納得がいかなかったりする場合は、ハウスクリーニング業者に清掃を任せることも可能です。買い手も安心できるため売れやすくなるでしょう。

売却前の実家片付けで注意すべき点

売却前に実家の片付けをする際はいくつかの注意点があります。ここでは、実家の片付けで注意すべき点を解説します。

実家片付けは時間がかかる

実家の片付けには予想以上の時間がかかるケースが多いです。最初にある程度の見通しをつけていても、人が長年生活してきた家には多くの生活用品や家電製品が置かれており、予定よりも時間がかかる場合もあります。1年以上も遅れる可能性もあるため、片付けにかかる期間は長めに想定しておきましょう。

実家片付けはトラブルが起こりやすい

実家の片付けは家族や親族が関わるため、トラブルが起こりやすいといえます。たとえば、実家から親が貯めておいた現金が見つかるケースなど、思わぬ遺品が揉めごとの理由になりがちです。一方で、片付けの負担が兄弟のうち1人に集中してしまいトラブルになる例もあります。

まとめ

実家を売却する際は、できるだけ高値で早期に売却を実現するためにも片付けを行いましょう。室内外が片付いていると、家がきれいに、広く見えるため、物件が高値で売れやすくなります。ただし、実家の片付けは時間や労力がかかり、トラブルになることもよくあるため、時間を多めに想定しながら、必要に応じてプロの手も借りて片付けることを考えてもよいでしょう。

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